2015年03月01日

僕が菜食をやめた理由 ④

僕が菜食をやめた理由 ④

そんな状況の中出会ったのはフェイスブックで流れてくる
とある歯科医の情報発信でした。

肉食を推奨し、菜食を痛烈に批判するその文章は、
最初僕もムカッときて、コメントに反論を書いたことも
あります。

しかし、その歯科医の言う菜食の危険性は、
僕の症状にかなり当てはまるものでした。

人類700万年の歴史の中で、穀物を栽培し食してきたのは
わずか1万年程度。穀物の栽培開始と共に病気が現れ、
それ以前の先住民族にはガンや虫歯などあらゆる
現代病は存在しなかった。
先住民族は食事の7割程度を動物性から摂取しており、
植物性のみで健康体を維持した民族は皆無。
穀物や砂糖に含まれる「糖質」が様々な病気の原因になっている。

これが歯科医の大筋の主張でした。

肉や魚をしっかり摂り、野菜はかならずしも必要ではなく、
穀物は食べる必要がない。

マクロビオティックと真逆の考え方です。
しかし、歴史的な検証をもとに語られる情報は、
根拠の説明できない陰陽論をベースに
語られるマクロビオティックよりも
遥かに信憑性が高いと感じました。

このような主張をする医師は他にも沢山いて、
多くは人類の歴史の検証と、
オーソモレキュラーという栄養療法などの
考え方がベースになっています。

様々な書籍を読み、ネットで情報を漁りました。
人類が誕生して以来、農耕による炭水化物主体の
食生活をしているのは、わずか1/700という期間。
そして人の体は太古の昔からそう大して変わっておらず、
農耕開始とともに現れた病状が多数ある・・・

今まで「江戸時代は菜食的で粗食でも健康だった」
というマクロビオティックや粗食のおきまりの
フレーズを信じ込んで、もっと大きな期間での人の歴史など
考えたことのなかった僕には、目から鱗でした。

マクロビオティックやローフード、
ナチュラルハイジーンなどの菜食主義の主張と比較し、
肉食の方がヒトの食性にあっていると判断した僕は、
思いきって「断糖肉食」的な食生活をスタートしました。




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この記事へのコメント
断糖肉食!?すごいですね〜!そのご、体調のほうはいかがですか!?
Posted by yuu at 2015年03月01日 16:21
断糖肉食!?すごいですね〜!そのご、体調のほうはいかがですか!?
Posted by yuu at 2015年03月01日 16:21
初めまして。Facebook経由でこちらを読ませていたました。

極端に何かの摂取を減らす・増やすといった偏りのある食事ではなく、どれもバランスよく採るのが心身の健康に一番よいのかな、と感じました。
Posted by メジロ at 2015年03月01日 17:03
初めまして。satyと言います。

 菜食を止めた後の体調はいかがですか?一つ↑にコメントされた様に考える方は多いですね。

 問題は「何をもって偏りがある」と考えるか。「バランスよく採る」というそのバランスとは何を基準としているか、ということだと思います。
Posted by saty at 2015年03月01日 18:28
大きな視野!!なるほど♪
自分の中の矛盾がほどけます!!
確かに…ご飯など糖質を多く取ると口がすぐ気持ち悪くなるもの!!
眠くなって頭働かなくなる!!
次も楽しみにしてます♪
Posted by まつり at 2015年03月01日 23:19
satyさん、その通りです。何を基準にしてバランスと呼ぶのか、僕らはもう少し考える必要があります。

菜食で健康を保っている方は、どうぞ続けてください。
素晴らしいと思います。
Posted by neemneem at 2015年03月01日 23:20
メジロさんに賛成です。
 何を基準にバランスを取れば良いのかとお考えのようですが、絶対的な基準を求める方が危ういと感じます。
 アレルギーなどを別にすれば、体に良いだけの食品、悪いだけの食品は無いと思います。それぞれに様々なメリットデメリットを持っているはずです。
 なので、あまり明確な基準を設けずに、満遍なく食べるのが、結局はリスクを減らすのだと思います。

「普遍的」で「バラエティ」に富んでいる食事という事です。例えば学校給食ですね。最早遠い記憶の彼方ですが、同じ食材、メニューが連続して続くような事は無かったはずなので。
Posted by 通りのまくら at 2015年03月02日 01:44
極端すぎるかと…。
結局また、肉食という宗教にハマっているだけのような気がします。
縄文時代の平均寿命はどのくらいでしょうか?

長生きするから病が顕在化するのだと思います。
まあ、あらゆる統計を使って、商売をする人の罠にハマってはいけません。
自分の身体が欲しているのが、一番かと。
Posted by とおりがかり。 at 2015年03月02日 07:39
通りのまくらさん、こちらが伝えたかったのは、まさにそのことです。

疲れが溜まったりすると、日頃はめったに食べない人も甘いものを食べたくなることがありますよね。
肉類やコッテリしたものが続いたな、と思ったらあっさりした漬物や野菜が食べたくなります。
人の体というのは、おのずとバランスを取ろうとするものなのだと思います。

○○しか食べない、●●は食べない、と決めてしまうことが偏りで、それが見えないストレスにもつながるのではないでしょうか。
自分の体と心が発する声に耳を傾けることが、至極自然で大切なことだと思います。

誰かが提唱したことよりも、自分の感覚を信じて大切にすること、それがひいては健康と幸せにつながるような気がします。
Posted by メジロ at 2015年03月02日 10:14
色々な思いがあったでしょうが、ご体験を公開していただきありがとうございます。
非常に考えさせられる内容でした。
これからは、本当に健康になられるようお祈りいたします。
Posted by yuki at 2015年03月02日 12:47
江戸時代も肉も魚も食べてましたもんね。
肉の名前をさくら、ぼたん、もみじ、かしわと言われるのも
「肉は食べてないよ」という言い訳のためですしね。
Posted by もー at 2015年03月06日 19:28
1万年より以前には虫歯などの現代病は存在しなかった、農耕の開始と共に現代病が発生したとの主張を信じられているようですが、例えばこの農耕を開始する以前の1.50~1.26万年前の人類の顎化石から虫歯が発見されたというこの論文はどう説明するんでしょうね。

http://dx.doi.org/10.1038/nmiddleeast.2014.19
Posted by エビフライ at 2015年03月09日 19:33
エビフライさん、北アフリカモロッコ東部の件であれば↓


http://www.afpbb.com/articles/-/3006081

~英研究チームが中心となって発表した論文によると、木の実に含まれる発酵した炭水化物が、虫歯や口臭の原因になっていたという。

~その数は、狩猟採集民に一般的に見られる虫歯の割合0~14%をはるかに上回り、先史時代の農耕民の水準にかなり近いという。



neemさんが参考にした歯科医師の論旨は「動物食品中心だと虫歯になり難い」かと思いますが、動物性の獲物が何らかの理由で獲れ難くなって、緊急避難的に採集植物性食品の比重が高くなれば、農耕開始後の虫歯発生率に近くなるのも当然では?

確認してないけど歯科医師の話には「(他の植物性食品ではなく)穀物が虫歯の原因」と書いてあったんだったかな?

糖分が口腔内を酸性化させるのは穀物だろうが木の実果実だろうが同じ筈ですが・・・
Posted by セイゲニスト at 2015年03月09日 23:13
>それ以前の先住民族にはガンや虫歯などあらゆる現代病は存在しなかった。

これは勘違いされているかもしれませんが、古い時代に癌などが殆どなかった最大の理由は、癌や成人病になるまで生きていられなかったからです。
癌は基本的に老人の病気です。古代エジプトやローマ時代の平均寿命は20~22歳、奈良時代の日本で30歳、大正時代でも43歳程度です。
今でもアフリカの最貧国やドンパチやっているシリアでは癌の発生は少ないはずです。癌になるまでに死んじゃいますので。
Posted by 503 at 2015年03月10日 17:31
503様
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2011/M44200381/
こちらをお読み下さい。
ことはそれほど単純ではありません。
Posted by じゃろはち at 2015年03月10日 19:08
現代穀物食主体の国々では、若年層の癌患者も沢山居られますよね。

伝統的な食を続けてる狩猟採集民族に癌患者が居るとはきいた事が無いですが^^
Posted by セイゲニスト at 2015年03月10日 20:47
> 現代穀物食主体の国々では、若年層の癌患者も沢山居られますよね。

母数が多いのだからあたりまえ。

> 伝統的な食を続けてる狩猟採集民族に癌患者が居るとはきいた事が無いですが^^

そりゃそうでしょ。今どき伝統的な食を続けてる狩猟民族なんてほとんどいないんだから。
Posted by 数の問題ではない at 2015年03月10日 22:19
「数の問題ではない」さん、当方からでは「悪魔の証明」になりますので、

「伝統的な食を続けてる狩猟採集民族に癌患者が居る」証拠を提示してみましょうね?


実際に存在し、その食性が現代大多数の食性と違うが故に、沢山の研究対象となってますから↓

http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/sections/ecolcons/hanya/lecture/nagoya_3.pdf



じゃろはちさんの提示したソースも読まれてないんでしょうが、「否定の為の否定」で「バランス信仰」などの「常識」を信じ続けたい、固持したい、と言う動機での食い下がりは時間と労力の無駄です。
Posted by セイゲニスト at 2015年03月10日 23:36
記事全部読みましたが…

>人類700万年の歴史の中で、穀物を栽培し食してきたのは
わずか1万年程度。

これがさっぱりわからんですね。何が「わずか」なんでしょうか?

1万年って、25年を1代と考えても、400世代も前ですよ。
しかも「直近の」1万年ですよ。

なぜ軽視するのでしょうか?

俗説ですが、食の西洋化のせいで足が長くなった、
とか言われてるように、食の環境変化による身体レベルの変化は
数世代で起きるものではないですか?

消化吸収は腸内細菌のバランスで変わるものであり、
遺伝子レベルの変化を待たずとも、
短時間で適応できるものと思います。

食事は大切と思いますが、
江戸時代がどうだったとか、はたまた原始時代は云々、
考え過ぎではないですかね。

今は、2015年、「現代」ですよ。
現代の食事をしたらいいじゃないですか。

癌になってもいいじゃないですか。手術すればいいんだし。
アトピーでもいいでしょう。対症療法でしのげますよ。

究極、死んでもいいじゃないですか。いずれ死ぬんだし。

マクロなんちゃらなんて初めて知りましたが、
そんなので体壊して悩むくらいだったら、
食べたいもの食べて癌になる方がまだいいじゃないんですかね。

なんというか、こだわり過ぎな気がします。
Posted by だん at 2015年03月11日 18:46
「だん」さん

>癌になってもいいじゃないですか。手術すればいいんだし。
>アトピーでもいいでしょう。対症療法でしのげますよ。


そこまでして赤の他人様の断糖肉食を妨害したい理由が分からない・・・

コメ農家の方でしょうか?w



糖化の害は現実の存在してて、糖質過多の現食生活に対応してる人も居るでしょうが、そうでないからこそ、糖尿病等の不具合が噴出してるって事でしょう。


700万年続けてきた食性活によって創り上げてきた人体の仕組みを、1万年で変えようにも追い付かないのはある意味当然↓。


ヒトが穀物にDNAごと適応してるんなら、どうして糖尿病その他の現代病が多発する?

動物性コレステロールをなんぼ食品から摂っても上がらないコレステ値が上がる理由は、脂肪に変換できない糖分がグルコーススパイクとなって血管を傷付け、
その修復の為に肝臓からコレステロールを分泌しなければならないから。糖分に適応してるならば、これは何故?

糖質制限すれば動物性蛋白脂肪を摂って糖分カットするだけで健康体重・体脂肪率まで苦も無く落ちる、これは何故だ?

たった1万年程度では糖質主体の食生活に対応出来てないから、だよ。

筋肉に収めきれずに余って脂肪に変換される前の糖分が血管をボロボロにする。インシュリン分泌が追いつかなくて、脂肪にも出来なくなれば、とうとう糖尿病発症だ。
インシュリン過剰分泌で膵臓が疲弊しても、血糖値を下げるホルモンはそれしか無いので膵臓がインシュリンを出せなくなれば糖尿病発症は回避不可。

逆に血糖値を上げる為のホルモンは5種も有るので、一種だけの過剰分泌による臓器疲弊は起こらない。糖質に対応できてるならば、血糖値を下げるホルモンがインシュリン以外に存在しない理由は何だ?



よって「過剰に摂っても大丈夫」  で  は  な  い  のが『糖分』。

全然無いなら無いで、筋肉を分解しての「糖新生」や「ケトン代謝」によっての活動、

5種もの「血糖値を上げてくれるホルモン」によっての活動・代謝維持が可能なので、

  「  全  然  無  く  て  も  大  丈  夫  」  なのも『糖分』w

つまり、人類の基本食性は動物食である、というのが結論ですw



無論、完全採食に適応できる者も居るだろうけど、基本食性と違う、人体システムにムリをさせる食生活が大半の人間に合わないのは道理。
Posted by セイゲニスト at 2015年03月11日 21:24
じゃろはち様

その記事を読みましたが、対象となったミイラ様の年齢の記載がありません(原文は読んでません)。自分の調べは範囲では、当時の平均年齢は20代前半です。(ミイラからの推定。ただし幼児の死亡率が高かったので、高齢者もあるとおもいます。)
感染症や外傷で簡単に死んでいた時代の、今で言えば平均年齢が大学生くらいの集団の死体を調べて、癌患者がいなかったのはそれほど不思議な事とは思いません。今の癌患者の診断は細胞レベルですが、ミイラからその死因を癌と断定するには、相当大きな腫瘍塊が必要です。そして基本的にミイラ作成には内蔵を取り出しています。この研究で癌がないと断定した同じ基準で、同じ年代層の現代人を診断しなければ、正しい比較とは言えないと思います。
Posted by 503 at 2015年03月11日 21:59
503様

>古代エジプトや古代ギリシャの人々は,実際にはアテローム動脈硬化症,
>骨パジェット病,骨粗鬆症などを発症する年齢まで長生きしており,
>骨腫瘍などはむしろ,現代社会においても若年者で発症しやすい。

年齢の問題については上記の文章で私は納得しました。
また平均寿命を大きく引き下げるのは乳幼児の死亡率ということも
考慮する必要があります。
現代のガンの発生率から考えて数百体中わずか1体というのはあまりにも少ないです。
平均寿命が伸びたことによってガンが増加したとするのなら
若年層のガンが増加傾向であることについての説明が付きません。

現代と古代で同じ基準で比較することは大変難しいと思います。
逆にそうであるならば、このような状況証拠を前に
それを一切否定し寿命がガンの原因と断定するのも
またあまりに頑なな態度に思えますね。
Posted by じゃろはち at 2015年03月12日 09:26
難しいはなしは良くわかりませんが
良質の脂質.ほどよいタンパク質を取るようになってから わたしも体調 肌艶が良くなりました.
もともと少食ですが内容的にそれまでは 糖質過多だったのだとおもいます.

昔からよく「人の歯をみると 穀物うんぬん…」というフレーズを聞いては なんとなく違和感を持っていました.
わたしの体質では 糖質<タンパク質&脂質
というほうが合ってるみたいです
アレルギーらしき症状も減少しました
極端に食材にこだわらず 身体が欲する、その時たべたいものを食べています(結果 糖質が減少したわけですが…)
Posted by もも at 2017年04月13日 19:57
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