2015年03月12日

僕が菜食をやめた理由 ⑪

僕が菜食をやめた理由 ⑪

「カンタ!ティモール」という映画に心を打たれて
東ティモールという国に行きました。
(詳しく書きたいところですが脱線してしまうので、
近隣で上映があれば是非観てみてください。
http://www.canta-timor.com/ )

東の端にあるラウテン県でみた光景は衝撃的でした。

ウシ、水牛、ブタ、イノシシ、ヤギ、ニワトリ、犬・・・
あらゆる動物たちが全部「放し飼い」で村を
自由に歩き、走り回っていました。

お金を持っていないので、
必要なお肉は自分たちで育てます。

もちろん食べるために飼われていますが、
動物たちは皆、毛並みも綺麗で元気です。
毎日、食べて、寝て、遊びまわります。

許容できない方もいるかもしれませんが、犬も食べます。
だから、日本のような大量の殺処分とは無縁です。

その後訪れた、北タイの山奥にあるカレン村。

鶏や豚を育て、リスやネズミを狩猟し、米を作って
生活してます。

僕に、豚とアヒルの「屠畜」を任せていただきました。

僕に脳天を棒で叩かれて、鼻から血を出して死んだ豚。
今でもその目を鮮明に覚えています。

もっと生きたかっただろうと思います。

でも植物も生きています。
自然の中で暮らしていると、植物も意志を持ち
生きていることが容易に感じられます。
厳格なヴィーガンは、命に触れる機会の少ない都市生活者で
あることが多いです。

タスマニアで働いた農薬だらけのジャガイモやカブの畑。
言い表すのであれば「墓場」でした。
いやな匂いと、ぐったりした表情、雑草もなく、
カブやジャガイモだけが、延々と植えられている・・・。

本来、多様な植物、虫、微生物などが共生して
命の循環ができあがるフィールドを、
人間が無理やり単一作物の工場化しています。

カレン村の豚は、女性たちが豚のために
バナナの木の幹をスライスし、潰して、
自分たちで育てた無農薬のお米のおかゆに混ぜて、
毎日餌を作ります。

そして時が来たら、殺して、食べる。
食べて、命を繋ぐ。

動物を殺すことは悪なのでしょうか?
問題は、そこでは無いと思うんです。

僕は、自給自足できる範囲の食べ方が持続可能なのかなぁ、
と思っているのですが、世界は人口が増えすぎて、
東ティモールやカレン村のように戻ることは難しいです。

減糖肉食(誤解が多いので断糖から表現を改めます)に
よって健康を回復しましたが、

琉球の人のように、いちゃりばちょーでーと思うならば、
そしてインディアンのように7世代先の子孫達を思うならば、

個人ではともかく世界規模ではとても難しい食生活だと思います。
カレン村で狩猟に出かけた時、動物性タンパクと脂質の
自給は大変!って思いました。
豚や鶏を飼うにしても相当な数が必要になります。

だから狩猟も畜産もしないで消費するだけのライフスタイルな人達が
先住民食とか原始人食と主張しているのに対して、
イマイチピンと来ていません。
(健康にはなれると思いますが・・・)

でも結局僕らはある程度の動物を食べる事が必要です。
だったら、食糧問題に対して必要なアクションは
動物を食べることに反対するんじゃなくて、
いかに良好な方法で動物を育てていくとか、
心ある生産者さん達を応援するとか、
田舎へ移り自分で育ててみるとか、
飼育するより増えすぎている場所から狩猟するとか
(日本は今、鹿や猪が手に負えないほど増えています)、
そういうことだと思うんです。

正直、殺処分されまくる犬やネコだって、
ただ葬り去るだけなら食べればいい!って思ってます・・・
(非難のコメントが飛んできそうです…)
そうでもした方が、リアルな命を感じられるはずです。

食べるわけでもなく、命を繋ぐ目的でもなく、
「ただ殺す」という行為をするのは
先進国や近代の人間だけです。

まずは命と向き合う。それが出来る環境を自分の周りで作る。
何を食べるにしても、まずはここから始めたいと僕は思ってます。
都会で消費するだけの生活をしていると、
つい忘れがちになってしまうのだけど。

全ては生きていて、命の連鎖で循環していくものって
もし皆が思えたら、自然と良い方向に向かっていけるんじゃないかって
思っています。



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一番伝えたかった事(2015-03-24 09:29)


この記事へのコメント
ありがとうございました。全記事読ませていただきましたが、とても参考になりました。

私も一時期ダイエット目的でヴィーガンを目指したことがありましたが、フラフラになって断念。今は少量のバランスの取れた食事で健康と体重を維持しています。

色々と思うところはありましたが、貴方が9年も続けられたことがひとえに凄いことだと思いました。このような結果報告ありがとうございます。
Posted by りの at 2015年03月12日 07:15
neemさんのお話し、ある人から見れば残酷で衝撃的に感じるかも
しれませんが、とても真をついてると思いました。
命に感謝して、ありがたく頂き繋いでいく。。
子どもたちにも、本当の意味で「命をつなぐ」ことの大切さや、たくさんの命が繋がって今、生かされてることに素直に感謝できる、そんな教育が基本にあってほしいと感じます。
Posted by Nature's Table at 2015年03月12日 08:44
私もローフードを2年ほど実践していました。おっしゃる通り元の食生活が悪かったので始めは効果が絶大で盲信していました。その間マクロビやリビングフードやナチュラルハイジーンなど色々と勉強し、発酵食品は自作していました。しかしだんだんと肌が荒れて病気がちに戻り、妊娠したのを機に一切やめました。
私の父は田舎で育ち、子供の頃から家畜をしめていたそうです。(当時でも子供がやるのは珍しかったようです。)そして私達が小動物を飼うといつも可愛がり世話をするのは父でした。そんな父の言葉で「どんなに可愛くても、人間と同じようには愛してはいけない。畜生は畜生なのだ」というのが忘れられません。
私はこの考え方を尊敬しています。冷酷と思われる方もいると思います。だけど私も植物を育て、野菜の多くはそれらを食べていますが彼らも命があるのです。動物ならダメという理論はそれ自体人間が作り出した基準に過ぎません。
私は自分で飼育して生活は出来ませんが肉は食べます。罪悪感は持たない、感謝する。
そして日本にいては分かり辛いですがヴィーガンもマクロビも宗教のようなスタンスです。彼らの考え方は「教義」「正義」であって「根拠」はありません。それらを広めた人たちもビジネスをしています。
全て理解した上でなお実践するなら誰も止められませんが。
このブログのような記事ももっと出てくるべきです。私は少ししか経験しませんでしたが、同じ気持ちで見ています。私は何故だか周りにローフードはダメだったという勇気がありませんでした。周りも同じような考え方の人が多いことと、やはり宗教的なことが関係しているかも知れません。
Posted by minimo at 2015年03月12日 09:44
⑩でコメントしましたが、菜食主義者をリスペクトするというような書き込みで心配になりましたが、本質に気付かれているようで安心しました

動物を食べるのが罪、植物を食べることは善、というのは人間のエゴであって、どちらも生きている命です

現代社会における人間の問題はまさしく「無駄な殺戮」であると私も思っています
ただ、今更原始の生活に戻れというのも現実的ではないのも事実

私も日々そのことは考えていますが、良い方法は思いつきません
ただ昨今は、科学の進歩により昔より無駄な殺戮をしなくてよくなったものも多くあるようです

こう言うと非人道的な回答に聞こえるかもしれませんが徹底的な効率化が無駄な殺戮を無くす一番現実的な方法なのではないかと私は考えています
Posted by 偽善者 at 2015年03月12日 10:26
neemさん

先日、
「穀物減らして雑食でいく」
なんてことを書いた太郎です。

それにしても、凄い反響ですね♪

マクロビやナチュラルハイジーン、ヴィーガン、ローフードなどが一般に知れ渡って10年強が経つかと思いますが、
10年を経過して、皆さんある程度の検証が済んだんでしょうね。それゆえのこの大反響なのではないかと。

以前、久司道夫先生と交流のあった方から聞いたことなんですが、
久司先生は、肉をちょいちょい食べるそうです。でもその際は必ず陰陽バランスを執るための物も食べるそうです。

動植物に対しての思いについてですが、
殺されたり食べられたりすることへの情けを持つことは、人間の情緒としてはもっともなことだと思います。
けれども、生き物は他の命を頂いて自身の命を繋ぐより他はないわけでもあります。

問題なのは、
大量生産、大量消費なんでしょう。

このカルマから人類は抜け出せるんでしょうか。。。

連載楽しみにしています。
頑張ってください♪
Posted by 太郎 at 2015年03月12日 17:09
腹が減って死にそうで、家族も隣人そんな状態で、そこに牛や豚がいたら、可哀想とか思う前にして殺す気がします。そして生かされる、生きれる喜びを感じつつ最大の感謝でもっていただきます、と言う気がします。
植物が良くて動物はダメとか、可哀想とか、生死に余裕あり過ぎるんでしょうね。どうでも良い事考え過ぎ。
大事な事は、やはり感謝ではないかと思います。
今の日本人なんか、感謝の前に健康になりたいだとか、牛肉より鶏肉がヘルシーだとか、豚の脂が良いだとか、果物の酵素だとか、野菜の食物繊維だとか、こんなんだから病気になるんでしょうね。
Posted by カカシ at 2015年03月12日 21:12
最近、こういった題名のブログが拡散されていますね。
ベジの私はなんだか寂しく思います。

私は基本的にはビーガン。外食などでは止むを得ず、乳製品や卵入りのパン、かつお出汁入りのものなどを口にすることがあります。日本ではまだまだ心から楽しめる飲食店は少なすぎるので、専ら自炊ですが(>_<)

で、マクロビやローフード、ビーガン自体に崇拝はしておりません。
自分の心が望まないことを避けた結果、ベジタリアンになっただけなので。
特にダイエタリーやヨガからくるベジタリアンの方などには我慢をしたり、本質を十分に理解や学習をする前に諦める、体調を崩される方が多いなぁとおもいます。

食生活なんですから、自分の体質や体調と向き合いながら生活するのが必要ですよね。
新しい生活をしたいなら特に学習と自分での実験が必要になってくるのではとおもいます。
あとは思いつめすぎないことですよね。

菜食をやめられた方は菜食を批判しがちな方が多いですが、続けている私たちは肉食する人自体を非難したり批判したりする人はそんなに多くないです。(する人も、感情に素直なだけなので悪いわけではないとおもいます。)

逆に、肉食ベースの方はどちらかというと菜食の考えや生活を肯定していただけることは少ないなぁと感じます。
これは、多数か少数かの心理が作用してると思っていますが、どちらにしてもお互いに批判しあうものではないのになぁとおもいます。


ちなみに、私は大量生産、大量消費、大量廃棄のサイクルを壊したいです。
食糧としてはオーガニックや、特別栽培、自然栽培を出来る限りいただくように心がけています。


日本では特に本来は一汁一菜で生活出来ていました。
実際、身体も軽いですしね。


宗教であっても、宗教への嫌悪自体がつくられたものですし、宗教を信じるのもそうでないのも自由ですから。

まとめますと、様々な情報や経験、体験を元に自分の生き方や死に方を選択していくことが大事ですね(^_^)
Posted by みゆき at 2015年03月13日 14:04
みゆきさん

大量生産、大量消費、僕も反対です。
そういう文章をブログに綴っているはずですが、
理解するのが難しいのでしょうか?

また、肉食を否定する菜食の人が多く、
その溝を埋めたくてこの記事を書いています。

菜食で健康体を保てる人は否定しません。
ただ体を壊しているのに自覚もできず
人に勧めてしまう人には問題提議をします。
どうして一般の人達が一様に
「菜食の人は健康に気を使っているのに
健康そうに見えない」言うのか、
その意味を考えてみてはいかがでしょうか。

また一汁一菜は問題ありませんが、
昔の日本人は菜食ではなかったですよ。
歴史を調べてみて欲しいんです。

上から目線に聞こえてしまったらごめんなさい。
でも僕は、菜食と肉食の溝を無くして
共有できる未来へのビジョンを持ちたいと
思ってこの記事を書いています。
Posted by neemneem at 2015年03月13日 21:04
初めまして、フォロー中のツイート経由でやってきました。「僕が菜食をやめた理由」大変興味深く読ませていただきました。

いちおう自分の紹介させていただきます。菜食歴今年で9年目に入ります。「肉食は老化と体臭の原因」「人はもともと菜食(または果食)だった」とかの情報を得て(フィット・フォー・ライフ等より)、なら自分の身体で試してみよう!って感じで今に至ります。

最初期には常にテンション高め!みたいな時期がありましたが、今はごく普通(高くも低くもない)で、単純に「肉や魚は嫌いだから食べない人」と同じ?って感じです(笑)。でも、体臭もないし、筋トレすれば筋肉ちゃんとつくし、自分には合ってると思って続いてます。
(ちなみにアラフォーは10年前に過ぎてます(笑))

玄米食も一時してましたが「フィチン酸」がなんかイヤで(必要なミネラルまで輩出してしまう、と知ったから)、普通に白米食べてました。

自己紹介長くてスイマセン・・・・

まあ、今さら肉食の賛否を問うつもりはないですが(食べたきゃ食べていやならやめればいい、という立場です)、最近中性脂肪値や内臓脂肪が急激に上昇してきたので、私も「断糖」を始めたところで、そこに共感してコメントさせていただきました。

ベジタリアンだと肉・魚を食べないぶん食材中の糖質の割合が上がるので、とくに糖の害が出やすいのはそのとおりだと思います。

私の場合、やめているのは砂糖と精製穀物類だけで、野菜・果物は食べますし、かといって肉・魚は食べたい気持ちにならない(!)ので、乳製品と卵だけ少しずつ摂るようにしました。今後自分がどう変わるかまた観察するつもりです。

ただ、最近思うのは「結局食べ過ぎが諸悪の原因では?」ということです。

人間は雑食で肉・魚・野菜・果物・穀物なんでも食べられるけれど、それは食料がなかなか手に入らない状況に対応するため、逆に言えば、長い歴史のほとんどが「食料が手に入りにくい時代」だった、ということ。

「食べ物がいつでもどこでも安価に手に入る」という今の状況(先進国限定かもしれませんが)はごく最近のことで、それによる食べ過ぎ(と便利になった故の運動不足)が体調不良・病気等の原因ではないかと。

まあ裏付けのない私の「感想」にすぎませんが・・・

このブログではコメントも多く(全部は読めていませんが)、食に関して深い考えを持つ人が多いのはとてもうれしいです(私のまわりには少ないので)。ただ、「実体験を伴わない」話には正直あんまり興味ないので、ティーダさん(でいいのかな?)の11回にわたる実体験の記事は大変興味深く読ませていただきました。

食の話、何が正解かはなかなか答えの出ない問題とは思いますが、自分の身体を使って正解を探しながら生き、終末までそれを楽しめたらそれもよし!と思ってます。

長文駄文失礼しました。

今後も興味深い記事楽しみにしています。
Posted by ティモシー at 2015年03月13日 21:53
はじめまして。
菜食主義でも何でもない、ただ食べたいものを食べる者です。
非常に興味深く、最初から最後まで一気に読ませて頂きました。

読ませて頂き私がまず感じましたのが、ひょっとneemさんはO型なのでは??という事です。

ダダモ博士、ご存知ですか?
彼の理論から言うと、O型は最も最初にできた血液型であり狩猟民族だったそうです。動物性たんぱく質の消化には長けてるが炭水化物の消化が苦手な血液型。
A型は農耕が始まってからうまれた血液型だそうで、これはベジタリアンも可能、と書いておりました。

本自体は読んだ事がありませんが、いろいろ彼に関するページを見ますと、好きなのに食べると調子が悪いものや、敢えて好んで食べないものは彼のリストとほぼ合っていて、驚いたことでした。

こちらが割と詳しいかと思います。
http://blooddiet.web.fc2.com/dadamo.html

と、何が言いたいかといいますと、O型は菜食に最も向いておらず、A型ならば菜食を貫けるらしい?という事でした。
Posted by ひいな at 2015年03月13日 23:03
ただただneemさんの書かれた経験がスゴくてビックリ!究極ですよね。neemさんの伝えたい事も理解しているつもりです。
でも私は人間として軟弱すぎなため、豚や牛が人間に近く感じてそれを食べるのが生理的にダメなだけで、全く肉食を否定してないです。
たけど今までのコメントのいくつかが「菜食の人は肉食の人を見下しているみたいに見える」という意味合いのものが見受けられましたが、実際は見下している人ってそんなに多くないと思います。何気なく言う言葉が結構人を傷つけるのかもと思います。私はそういう訳で肉は食べられないけど、シーフードはオッケーでマグロの目玉とか大好きです。多分、虫も大丈夫かも。それを言うとほとんどの肉好きな友人が私を変人扱いしますよ。みんな嗜好が違うから些細な事でも批判に聞こえちゃうから食べ物の話題には注意したいなと思いました。
Posted by 軟弱ママ at 2015年03月13日 23:15
なんとなく菜食を批判していると思われていそうなのでレスしますが、
私のレスは基本的に菜食自体に対する批判的な気持ちは0です。
個人の選択の範囲内で好きにすればいいと思いますよ。
個人の好みの話と科学的の真実の問題は話は別というだけです。
リスクを承知で信念に準ずるのであればむしろ好ましいとすら感じます。

反論しているのは信念や先入観に凝り固まるがあまり、事実をねじ曲げようとすることに対してのみです。

個人的にはもっと先入観を捨てればいいのにとは思いますけどね。
例えば犬の話なんか欧米人が日本の捕鯨文化を非難しているのと同じに感じられますけどね。
他人の価値観や文化を許容するかどうかの話でしかない。

再度言いますが、個人の好みや選択の範疇なら好きにすればいいんじゃないですか?他人に押し付けたり見下したりせずにね。
Posted by 糖質制限 at 2015年03月14日 02:50
僕も、砂糖と精製穀物の悪影響が
もっとも強いと思ってますよ。

食べ過ぎに関しては、
菜食はどうしても低血糖症になりやすく、
それが過食を引き起こします。
そういう知識をきちんと伝えるべきだと
思ってます。
今回の連載で、自分が低血糖症だと気付いた、
低血糖症の原因が分かった、というのが
菜食の方から頂いた最も多かった感想のひとつです。

あと僕は、両親、祖父母、全員からなる生粋のA型です^^;
Posted by neemneem at 2015年03月14日 07:29
以前の記事で断糖と書かれていたのを見て「もしかして」を危惧していましたが、低糖と表現し直したということは杞憂だったようでよかったです


糖質制限さん

捕鯨への非難と犬食への非難にはとても大きな違いがあります。
それは、鯨を食べることが悪そのものであると認識されていることです。
個人の主張としてならば、犬食文化を持たない人にとって犬を食べたくない、犬食に気分が悪くなるという主張はごく自然なものですが
捕鯨の場合はそれだけでは済まずに、地域ぐるみ、国ぐるみで日本は捕鯨をやめろと声高に非難されています。
しかも国際機関によって「この種類の鯨なら、この数までなら捕鯨をしても大局的に問題がない」と示され、許可を取って行っているにも関わらずです。
記事本文とかけ離れていくのでこれ以上の説明は省きますが、捕鯨と犬食は一緒ではないのです。
Posted by ひじき at 2015年03月14日 23:18
大変興味深い記事でした。
菜食の期間は半年程でしたが、neemさんと同じような症状に見舞われ疑問を感じ
栄養療法の事を知り病院へ行き、まさに栄養失調と診断され
(普通の内科の診断基準でも栄養失調でした笑)
今は白砂糖と乳製品だけを避けて、
後はなんでも食べるようにしています。
半年しか菜食でなかった割に体へのダメージが大きくなかなか健康体に戻りません。
まだ20代前半なのですが…
しかしneemさんも同じ体験をされ、また今はとてもお元気でいらっしゃる事に非常に励まされました。
おっしゃる通り、現代の食生活の問題は肉を食べるか野菜を食べるかということではなく
大量生産大量消費(そして大量廃棄)にあると思います。
チェーン店の食事を食べると、野菜だろうがなんだろうが体調を崩します。
自炊や、個人店の料理は何を食べてもただ美味しく頂けます。
食はビジネスになるべきではないと、体調を崩しがちになってから強く思います。
またブログの更新をお待ちしています。
Posted by 蜜 at 2015年03月15日 09:35
知人に、完全なベジタリアンではないものの、野菜中心の食事で肉・乳製品は極力摂らず、砂糖も摂らず、食材は全てオーガニックのものと、非常にこだわっている女性がいます。
それだけこだわっているにもかかわらず、固太りで、顔色は黄土色で
、髪がびっくりするくらい薄くて白髪が目立つので不思議だったのですが疑問が解けました。
当人はそんな状態ですが、意識の高い生活のおかげで健康でお肌プルプルとご満悦で、上から目線で食について説教を垂れてきます。
私も食事にはそれなりに気を遣っているので、内心あなたには言われたくないよと思ったり・・・。
こちらとしては人様の食生活にケチをつける気はないのですが、人に勧める以上は、当人が客観的に見て美しくないと説得力がないですよね。
菜食主義者が全てこうだとは言いませんが、若杉ばあちゃんしかり、自分の姿を客観的に見られないタイプの人が一定数いる感じはします。
Posted by カリガリ at 2015年03月15日 13:51
大変興味深く読ませていただいております。

史上空前の疫学調査から導き出した研究結果が記されている著書
「葬られた「第二のマクガバン報告」」については、どうお考えですか?

neemさんの意見を聞かせて頂ければ幸いです。

よろしくお願いします。
Posted by o3 at 2015年03月15日 16:07
嘘をつくのもたいがいにしなさいな。
生まれてからずっとベジタリアンの人を数人知っているけど、
23歳、182センチフレンドリーで友達が多い。スタミナ普通。
39歳、ロースクールに入るための適性試験満点、現某私大教授。
28歳?のヴィーガン歴6年の友達、筋肉質で性格も優しい。スタミナ強め、春からあるエグゼクティブな職業に就く。

あなたいい加減にしないさいよ。
国際がん研究基金やら数々の疫学データを無視して、
豚、牛などを食べろ言うのね。
がんになりやすい食事を薦めてどうするのよ。
畜産関係者もしくは、唯一褒めていた何とかっていう歯科医の回し者、もしくは本人なんじゃないでしょうね。
Posted by 正義の人 at 2015年03月16日 02:20
o3さんの質問の件、私も気になります。
発ガン物質を避けるのが困難な時代なので動物タンパクの摂取割合を低くするように心掛けていました。「葬られた第2のマクガバン報告」を読まれたことのある方はどう思いますか?
Posted by フルモニ at 2015年03月16日 14:00
横からですが、「第二のマクガバン報告」も、それより前のマクガバンリポートも、医療製薬利権の為に書かれたんじゃないかと考えております。

neemさん以外でも、完全菜食に適応できず、永年ムリしたり、自分を責めたりしながら、最終的には乳卵菜食などまで戻してる方の手記は沢山見付かります。

マ・リポートが正しければ、彼等の何が間違っていたのでしょうか?皆さん菜食に関して専門的な勉強をした上で、体を壊されてます。

完全菜食が合わない体質のケースを意図的に排除しなければ、そのような事は起こりえません。

「よく考えられた完全菜食は、人生の全ての段階で健康になれる」

という、マ・リポートの言葉が多くの人達に呪いをかけてる。
Posted by セイゲニスト at 2015年03月16日 21:02
> 正直、殺処分されまくる犬やネコだって、
> ただ葬り去るだけなら食べればいい!って思ってます・・・

私もそう思います。 食べることは命をつなぐことですから。 非難をおそれる必要はありません。 非難されて健康な人生をまっとうするか、非難を受けず不健康のまま死ぬか、どちらも主体的な選択でありますれば。
Posted by 通りすがり47号 at 2015年03月18日 08:17
> 正直、殺処分されまくる犬やネコだって、
> ただ葬り去るだけなら食べればいい!って思ってます・・・

同じく思います。

犬猫の保護活動をしていますが
最近自分のもとで亡くなった16年飼った猫6年飼った猫に
もったいない食べたいという感情が湧きました。
ただ火葬するのは無駄にしてしまうと思いました。
幸い畑がありますので埋めることにしましたが。。。

また、自分で殺せないであろう豚、牛は食べないようにし
鶏もほぼやめ菜食を進めていた自分ですが
血糖値が乱高下しているのがわかっていたので
記事を読み少し肉食も考えようと思いました。

貴重な情報をありがとうございます。
Posted by みつのい at 2016年07月11日 16:09
正義の人さん

あなたの書き込みが一番感情的で論理性に欠くように見えます。おばちゃんの愚痴みたい。 本当に存在するかどうかもわからない、あなたの「知人」の話なんかよりも、ちゃんとした統計を出していただけますか?

Neemさんはあくまでもご自身の体験を書かれているだけで、肉食を薦めているわけでも、菜食を否定しているわけでもないのは明白だと思います。

私は趣味でボディビルディングをしているので、肉食をしています。 (というか、肉が主体ですが)
確かに菜食のボディビルダーもコンテストも存在しますが、皆さん、ミートイーターよりも二まわりほど小さいですよ。半分ぐらいのサイズ。
つまり、菜食とはそういうものなんだと思います。
Posted by オージー at 2016年09月29日 09:23
僕は大学で少しだけ畜産に関わりました。専攻は違ったので詳しく勉強したわけではないですが、何度も講義は受けましたし、豚や牛のと畜も目の前で見ました。酪農や畜産をやっている知り合いも多く出来ましたし、色んな話を聞いて僕の価値観はつくられました。その上で、僕は肉を食べることに何の疑問も持っていません。
ヴィーガンやベジタリアンなどの方の思想面での主張はたくさん見てきました。しかしどの方も、動物を殺すことは悪、ということを当たり前の大前提として語っているように思います。彼らの大部分は確実に、畜産の世界を勉強していない、もしくは表面しか見ていないのでしょう。ここで詳しいことを書くことはできませんが、彼らが本当に知るべき畜産の事実は多くあると思います。
また、オーガニックについても同様のことを感じます。オーガニックは良い、これに疑問を持つ人は少ないでしょうが、実際には問題だらけの農法です。知り合いの有機のみの農家さんは、近い将来自分の畑もダメになるだろうとおっしゃっていました。有機農法は環境に良いことは全く無くむしろ逆で、さらには健康にも悪い場合もあるのです。
いずれも無視してはいけないのは、アニマルウェルフェアを実践しながらもより良いお肉を届けようとする、また農薬や肥料を厳格に管理する生産者の努力、さらにはと畜に関する法律や農薬の安全な残留基準を設けるために多くの人が費やした努力です。自分が見ていない場所には、自分の知らない広い世界があるのです。
Posted by 農学部の人 at 2017年03月12日 14:07
一番最初に菜食になろうと決めたのはあなた自身。
マクロビオティックなどはただの参考にすぎない。
やめようと思えばいつでもやめれた。
体調不良をマクロビオティックの講師さんに相談するから
マクロビオティック内の答えしか出て来ない。
お医者さんに相談してたらあなたが欲しいとする
答えが出て来てたかもしれない。
誰かのせいにしたい気持ちはわかるけど、
責める相手は最初に菜食をしようと決めた過去の自分自身。

全ての人に共通する「正しこと」なんてないから
菜食が全ての人に正しいということではない。
ご両親がお肉を食べていたのなら、その子供は
お肉が必要な体になっているかもしれない。

全ての人が動物を殺しても平常心でいられる精神力は持っていない。
中には自分を犠牲にしてでも動物を守ろうとする人はいる。
あなたがあなたの子供を愛するのと同じくらいに動物を愛している人がいる。
動物を子供と置き換えて自分が書いた記事を読んでください。
傷付いた人たちの気持ちがわかるかと思います。
Posted by まとめサイトから来た人 at 2017年03月15日 16:19
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